コラム

2020.12.07 09:00

無駄なコストを削減して不況を乗り切る!「あるある」から課題を見つけよう

あるある!から見つける経営課題 無駄なコストを削減して不況を乗り切る!「あるある」から課題を見つけよう
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1分で課題がわかる!コスト削減 経営課題チェックリスト

御社のコスト削減の課題を見つけよう!1分でできるチェックリスト

コスト削減の経営課題を見つけるチェックリストを無料配布中。当てはまる「あるある」にチェックを入れるだけで、会社が抱えている問題のタイプを診断できます。手元に置いて、課題解決の見直しにも。

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あなたの会社はいくつ当てはまる? あるあるチェック

「あるあるから見つける経営課題」シリーズ、第6回のテーマは「コスト削減」です。

新型コロナ感染症の影響による経済の冷え込みが続く中、足元のコストを見直して少しでも無駄な支出を減らし、守りを固めたいと考える経営者は多いでしょう。

しかし、闇雲にコスト削減を叫ぶだけでは効果は上がりにくいもの。コスト削減にも考え方のセオリーがあります。まずはあるあるチェックで確認してみましょう。

  • オフィス機器の保守料金が何年も変わっていない

  • 100円ショップで事務用品を買っている

  • 同じ業務システムを5年以上使い続けて、見直しをしていない

  • 割引キャンペーンで電気会社を変えた

  • オフィスに入居後、一度も周辺家賃相場を調べていない

  • 販売先の関連会社から購買しているものを見直したい

  • 社長が乗る社用車のランクを落とした

  • 勘定科目や試算表を横断して同じ品目、同じ購入先をチェックしていない

  • 会社の忘年会や取引先の接待を減らしている

  • 部下から無駄なコストを指摘された上司が嫌な顔をする

放置はダメ絶対!会社のピンチにつながります

「うちの会社は5つ以上当てはまるぞ」と思ったら、あなたの会社はコスト削減に課題あり!(1つでも当てはまるものがあれば要注意です。)

会社が日々動いていく中で、オペレーションコスト、エネルギーコスト、オフィスコストなど、様々な種類のコストがかかります。これらの中の無駄なコストを放置しているのはもちろん良くないですが、間違ったコスト削減方法も大いに問題!

効果が出にくいばかりか、社員が「ケチケチぱっかりしている会社だな」と感じて、モチベーションを下げることにもつながります。まずは現状の適切な把握から、正しいやり方でのコスト削減に進むことが大切です。

中小企業によくある「コスト削減」問題のタイプと、解決へのヒント

適正なコストを把握していないタイプ → まずは定期的なコストの確認、見直しから始めよう

  • オフィス機器の保守料金が何年も変わっていない

  • 同じ業務システムを5年以上使い続けて、見直しをしていない

  • オフィスに入居後、一度も周辺家賃相場を調べていない

  • 部下から無駄なコストを指摘された上司が嫌な顔をする

コスト削減に必要な最初のステップは、現状のコストが適正かどうかを把握することです。特に定期的・固定的に支払っているコストを優先的にチェックしましょう。

たとえば、オペレーションコストでは、オフィス機器、ソフトウェア、業務管理システムなどの利用料、保守料金などが、現在の同種他製品・他サービスと比べて高いのか、安いのか、適正なのかを把握していますか?

よくあるのが、何年も前に契約した利用契約や保守契約をとくに見直すことなく、ずっと同じ金額を払い続けているパターンです。オフィス機器やソフトウェアサービス、業務システムなどは、年々進化し新しいサービスが登場します。

ばくぜんと同じものに同じ金額を支払い使い続けていると、知らない間に無駄なコストを払っていることがあります。定期的に、「最新の他製品価格と比べてどうなのか」を確認する習慣をつけましょう

電気料金なども同様で、契約時には適正だったものが、年月の経過でより低コストのサービスが普及していて相対的に割高な支払いをしている可能性があります。

さらにオフィスの家賃なども、いまの周辺相場を調べてみて、自社のオフィス賃料があまりにも割高であるなら、契約更新時に引き下げを要求することは可能ですし、場合によっては移転を検討することも必要になるでしょう。

ちなみに、古参社員よりもフレッシュな気持ちで会社を見られる若手社員や新入社員のほうが無駄なコストに気付きやすいという面があります。若手社員から「これって無駄じゃないですか」と指摘されたときに、上司が嫌な顔をしているようでは無駄の見直しはできません!

思いつきで場当たり的なコスト削減が多いタイプ → コスト削減も仕組み化しよう

  • 100円ショップで事務用品を買っている

  • 割引キャンペーンで電気会社を変えた

  • 勘定科目や試算表を横断して同じ品目、同じ購入先をチェックしていない

ぱっと目につきやすい部分のコスト削減を図る、場当たり的なコスト削減では効果は出にくくなります。

よくあるのが、事務の担当者が100円ショップでボールペンやメモ用紙などのちょっとした文房具を買っているケース。個人の場合なら、100円ショップの利用で節約も可能でしょう。

しかし個人感覚で、会社で大量に、あるいは高頻度で100円ショップを利用しているとかえって高くつくことがあります。というのも、それがたびたびになると、買い物にいく事務員の人件費がバカにならないからです。

ネット通販サイトでその都度安い品を探すというのも同様で、サイトを検索している時間にコストがかかります。

購入量にもよりますが、文房具通販会社の法人口座で定期的に購入するといった安定的なコスト削減の仕組み化を作る方が、人件費を考えれば結局安くつくということがあるのです。

電気代の割引キャンペーンなども同様で、一時のキャンペーン価格に目を奪われるのではなく、その電力会社がどのようなビジネス構造によって低価格を実現しているのかを見極めておかないと、長い目で見たときに失敗する可能性があります

こういった目先の場当たり的な削減にならないようにするには、決算書や試算表の勘定科目単位で大きなコストがかかっているものからチェックしていくことがコツです。

その際には製造原価、売上原価項目と、販管費を別々に考えるのではなく一体のものとして考えることがポイントです。

コスト削減に取り組む対象が間違っているタイプ → コスト削減自体が目的ではないことを確認しよう

  • 販売先の関連会社から購買しているものを見直したい

  • 社長が乗る社用車のランクを落とした

  • 会社の忘年会や取引先の接待を減らしている

たとえば顧客(販売先)との取引関係において、いわゆる“バーター”で、顧客の関連会社の商品を購入しているケースがあります。この場合、購入価格だけで割高かどうかは判断できません。

販売から得られる利益と合算して考えて、大きな利益が出ている状態であれば、購入が多少割高でも引き下げる必要はないと考えられます。逆に利益をほとんど相殺するほど割高な購入をしていたとしたらやはり見直した方がいいでしょう。

そのように、利益が生めるかという視点からトータルで判断しなければなりません

社長が乗っている社用の高級車を軽自動車に買い換えたら、たしかにコストは減るでしょうが、取引先などからどう思われるでしょうか。「あの会社はそんなに苦しいのか」と思われることで、営業活動に支障が出るようでは本末転倒です。

忘年会などの会社行事や取引先接待なども、それが有効に機能していないのなら見直しをするほうがよいでしょう。しかし、いままでそれらが有効に機能しているのなら、コスト削減を理由とした見直しには慎重になるべきです。

似たような意味ですが、無駄を報告した社員を、上司や社長が「どうしてそんな無駄なことをしていたんだ」と叱ることも避けるべきです。そうすると社員は無駄を気にしないようになってしまいます。

結局、コスト削減はあくまで経営基盤をしっかりしたものにするために取り組むもので、それ自体が目的ではないのです。コスト削減それ自体を目的化してしまい、本来は削るべきものではない費用まで削ってしまわないよう注意しましょう。

まとめ

コスト削減は、後ろ向きのイメージで捉えられがちです。しかし、無駄なコストを削減することにより、浮いたお金があれば、それを新しい事業など前向きな行動のための原資とすることができます。そうして会社を活性化し、成長させていくことこそがコスト削減の真の目的です。

その点をしっかり押さえるためにも、現在の会社の状態を確認できるチェックシートをご用意しました。こちらからダウンロードし、お手元で経営課題を見直してみてください。

取材・文:編集部

松田智志さんの顔写真

取材協力

松田智志(まつだ さとし)

エキスパート・リンク株式会社 経費適正化コンサルタント。あらゆる業種、業態におけるコスト削減支援の経験を元に、企業の支出状況を分析し、顧客と協働しながら最適なコスト構造への支援を実施している。

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