コラム
2020.11.23 06:00
ウェビナーとは?企業がなぜウェビナーを開催しているのか?
この記事に書いてあること
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ウェビナーは「Web」と「セミナー」を合わせた言葉で、インターネット上でおこなわれるセミナーのことです。
これまでは会議室やセミナー会場などを確保し、対面でセミナーを実施していた企業でも、新型コロナウイルスなどの広がりにより、インターネット上でセミナーを開催することが増えてきました。
これまでも離れた拠点間での社内の打ち合わせにWeb会議が使われる例はありましたが、ウェビナーでは社外も含めた多くの人に対して情報を配信できます。また、単純に動画を配信するのではなく、質疑応答をチャットで受け付けるなど、双方向のやりとりが可能なことも特徴です。
光ファイバーなどの高速なネットワーク回線が多くの人の自宅に普及しただけでなく、携帯電話やスマートフォンでの通信も高速化しており、誰もが手軽に動画を閲覧できる環境が整ったことも注目を集めている理由です。
「ウェビナー」についての素朴な疑問
「企業がウェビナーを開催するメリットはなんだろう?」
ウェビナーを開催する企業にとっては、インターネット上で開催することで、会場の広さの制限がなくなり、100人でも1000人でも参加できるセミナーを簡単に開催できます。会場まで来てもらう必要がないことから、地方や海外に住んでいる人など幅広い参加者に届けられ、新たな顧客の開拓につながる可能性もあります。
また、会場を借りる費用もかからないことから、セミナーを開催するコストを削減できます。資料を印刷して配布する必要もなく、画面を共有したり、ファイルをダウンロードできるようにしたりすることで、参加者に資料を届けられます。
受講者の立場でも、セミナーの参加にかかる交通費や移動時間が不要になります。講師との距離が近く感じることで、チャットなどで質問しやすいという意識の変化もあるでしょう。リアルタイムに視聴できない場合でも、録画が公開されていれば、好きな時間に視聴できます。
このような特徴を生かして、セミナーとして開催するだけでなく、会社説明会などにも活用されています。
執筆者
増井 敏克
増井技術士事務所 代表。技術士(情報工学部門)。情報処理技術者試験にも多数合格。ビジネス数学検定1級に合格し、公益財団法人日本数学検定協会認定トレーナーとしても活動。「ビジネス」×「数学」×「IT」を組み合わせ、コンピュータを「正しく」「効率よく」使うためのスキルアップ支援や、各種ソフトウェアの開発をおこなっている。『IT用語図鑑』など著書多数。
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