コラム

2020.09.24 06:00

アカウントとは?IDとの違い、適切な管理が必要な理由とは?

今さら聞けないICT用語 アカウントとは?
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アカウントはソフトウェアを利用する人を識別するIDや利用する権利のことです。

OSWebアプリなどのソフトウェアを利用する場合には、誰が利用しているのか識別する必要があります。このために使われるのがIDで、メールアドレスや会員番号など、使っている人を識別できるものを使います。

IDそのものをアカウントと呼ぶこともありますし、利用するときに必要な設定や利用する権利のことを指すこともあります。文脈によって意味が変わるため、注意が必要です。

例えば、メールを使うときはメールアドレスだけでなく、メールサーバーの設定情報なども含めてメールアカウントと呼ぶこともありますし、メールアドレスの「@」より前の部分のことをメールアカウントと呼ぶこともあります。

「アカウント」についての素朴な疑問

「アカウントがたくさんあって管理が大変だけど、どんなリスクがあるんだろう」

解決のヒント

アカウントは使用しているソフトウェアやサービスの数だけ存在します。例えば、Windowsでは「ローカルアカウント」や「Microsoft アカウント」がありますし、AndroidやGmailなどGoogleのサービスを使うには「Google アカウント」が必要です。

アカウントを持っている人だけがそのソフトウェアを利用できるように、一般的にはIDとパスワードの組み合わせで利用者を認証し、アカウントを使えるようにします。つまり、パスワードを忘れてしまうとそのアカウントを使えなくなってしまいますので、適切に管理する必要があります。

このIDとパスワードを他の人に知られてしまい、アカウントを悪用されることを「乗っ取り」といい、乗っ取ったアカウントを他人のフリをして利用することを「なりすまし」といいます。乗っ取られてしまうと、個人情報の漏えいやプライバシーの侵害が発生するだけでなく、TwitterなどのSNSのアカウントの場合は詐欺や虚偽情報の発信などに使われる可能性もあります。

最近では複数のSNSに登録している人も増えていますが、自分がどのサービスに対してアカウントを持っているのか整理しておき、同じパスワードを使いまわさないようにしましょう。

増井氏の顔写真

執筆者

増井 敏克

増井技術士事務所 代表。技術士(情報工学部門)。情報処理技術者試験にも多数合格。ビジネス数学検定1級に合格し、公益財団法人日本数学検定協会認定トレーナーとしても活動。「ビジネス」×「数学」×「IT」を組み合わせ、コンピュータを「正しく」「効率よく」使うためのスキルアップ支援や、各種ソフトウェアの開発をおこなっている。『IT用語図鑑』など著書多数。

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